「繋がり」大切さ

最近は寒暖差が大きく体調を崩しやすいです。皆様十分注意してください。今日はいつもと少し趣を変えてブログを書いてみます。少しお付き合いください。(長文になります。ごめんなさい。)

理学療法士として働いて29年目になります。その殆どを医療業界に属していました。そして、ここ数年は福祉業界にどっぷり浸かっています。福祉業界で働き出して驚いた事は、「繋がり(繋がる)」を大切にする事です。
医療業界では、あまり「繋がり」という言葉を使いません。医療業界ではあまり使われないのに、なぜ福祉業界では「繋がり」を大切にするのでしょうか?
私なりの答えは「福祉業界では多職種協働が当たり前である事と、関係者をリスペクトしている」からだと考えています。

誤解されるかもしれませんが、医療業界でも多職種協働はとても重要です。
医療業界はヒエラルキー型多職種協働、福祉業界はホラクラシー型多職種協働であるからです。


ヒエラルキーは階層とも言い換えられ、一番権限を持った人が中心となってその人の指示で連携していきます。医師が一番の権限を持ち医師の指示のもとにその他のスタッフが動くと言う事です。
ホラクラシーは全ての人がフラット(平等)な関係で、皆が平等の権限を持ち、ルールのもとに一人ひとりが主体的に動きます。個別サービス計画書の内容に基づき、各専門職が自分たちの裁量でサービスを提供する感じです。

福祉型の多職種協働の場合、医療職・福祉職など職種の上下関係は存在しません。利用者に関わる全ての職種が平等な関係であるため、横の繋がりを重要視します。お互いスムーズに情報共有をして、相談できる事がベストな関係と言えます。
その為には、顔の見える関係・相談できる関係が重要となります。利用者に良いサービスを提供するには関係者が「繋がって」いなければ良い関係とは言えません。
ですので、福祉業界では「繋がり(繋がる)」を大切にするのだと思います。

幸いなことに、自分自身はたくさんの方と繋がりを持つ事ができています。ウェルスマイルも繋がりの中で一つのピースとして貢献できればと考えています。


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