うつ伏せ(四つ這い姿勢)の色々

3月18日土曜日は、エコパスタジアムで静岡ダービーマッチが開催されます。すごく楽しみで、ダービーマッチと聞くだけで熱いものを感じます。私は当然観戦に行きますが、少し特別な観戦をします。内容は来週のブログでお伝えしたいと思います。

今日はうつ伏せ(四つ這い姿勢)について書きたいと思います。
ウェルスマイルでは、多くのお子様に対してうつ伏せの姿勢をとる事を積極的に行っています。うつ伏せを取るメリットとして、①股関節・膝関節を屈曲位に保てる。(リラックスしやすい)②上肢を動かしやすい。③左右対称な姿勢を取りやすい(側弯予防)。④視野が左右・並行・下に取りやすい。などが挙げられます。そのほかたくさんのメリットがありますが、ウェルスマイルでは一人ひとりのお子様の目的に合わせてうつ伏せの取り方を変えています。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

写真はリラックスを目的としたうつ伏せをとっているお子様です。Yogiboを使って体に触れる面を多くすることが重要なポイントです。この姿勢をとることで、筋緊張が落ちて上肢を上手に動かすことができます。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

続いては、四つ這いの姿勢に近いうつ伏せをとっています。目的としては股関節に体重を乗せて股関節の成長を促しています。布団の下には以前紹介したプラフォームを置いています。写真では見にくいですが、顔を上げる様に促しています。顔をあげると、下肢は曲げる筋が優位に働きやすい環境になります。(対称性緊張性頚反射と言います)このうつ伏せの姿勢で正面から読み聞かせをすると顔が上がるので、その様な効果を狙って保育士に読み聞かせをしてもらうことがあります。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

四つ這いの姿勢をとっているのは先ほどの写真と同じですが、バランスボールを使って四つ這いの姿勢をとっています。バランスボールは弾力性があり前後左右に動かすことができます。したがって、股関節に体重を乗せて姿勢を保持するのは同じですが、理学療法士が操作をすることで下肢の動きを出し、体重の乗せ具合や関節角度を変更することが可能です。また上肢への体重移動も可能です。

同じうつ伏せや四つ這いの姿勢でも、目的やお子様の状態によって方法を変えています。リハビリテーション専門職が実施する療育はこの様な事を意識して実施しています。
ご不明な点がございましたらいつでも声をかけてください。よろしくお願いします。

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