一瞬と偶然の積み重ね

施設ブログ

今日は動作の獲得について書きたいと思います。
病院でのリハビリや療育を進めていく目的の一つに、できる事を増やす(動作の獲得)があります。動作の獲得を行う上で私達が注目していることの一つを取り上げます。
それは、「偶然に出来たことを見逃さないことと、一瞬できたことの積み重ね」です。

ウェルスマイルを利用しているお子様方一人ひとりに「この動作ができたら良いなぁ」というものがあります。私達はその動作の獲得の為に療育を行っています。療育の内容は理学療法士がマンツーマンで行うこともあれば、遊びを通して行う事など様々です。
その中で、思いもよらない場面で狙っていた動作が一瞬できることがあります。私達からすると、「一瞬できたということは、それを積み重ねれば継続的にできる様になる」と考えます。
まさに「できた」の積み重ねです。
この偶然一瞬できたのを見逃さず、環境を整えていきます。

本日ご利用のお子様で、四つ這いができたら良いなと考えているお子様がいます。本日偶然に四つ這いができました。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

上の写真がその様子です。支えなしで四つ這いが取れています。10秒ほどでしたが、しっかりとした四つ這いです。できた要因はたくさんありますが、背もたれなしで台に座る時間を増やしたのが良かったと考察しています。

今日はお一人のお子様を紹介しましたが、全員のお子様が少しづつですが「できた」ことが増えています。偶然一瞬できたことを積み重ねて、「できた」を増やしていきたいです。

今日の様子を写真で紹介します。

これからもたくさんの「できた」を紹介していきます。

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