今日は学校終了後に昼食と支援でした。昼食後は時間があったので、散歩に行きました。アイキャッチの画像は散歩に行った様子です。本日は時間があったのでゆっくりと支援することができました。
立つ練習と装具を脱ぐ練習をしているお子様です。今日も実施したのですが、写真を撮り損ねたので終わった後の様子です。申し訳ありません。足を付けて膝を伸ばす協力動作が出てきました。10秒ほど立ってくれますが、一緒に10秒数えてそれ以上立たせようとすると早く座りたいと意思表示します。
これは10秒立つことを理解しており、次に一緒に装具を脱ぐのを行うことがわかっているからです。先のことを理解してそれに対して意思表示ができることはとても良いことです。
うつ伏せが終わった後に仰向けで上肢のストレッチを行っています。左手は肩の動きがすごく良くなってきました。年末年始を挟んだので少し硬くなるかと思っていましたが、その様な事はなくスムーズに動かせました。昨年はウェルスマイルや学校で沢山関節を動かす機会があったので、良い効果が出ていると思います。やはり療育は回数を多く重ねることが重要だと実感しました。
続いても肩周辺のストレッチをしている様子です。座る練習は来所してすぐ行いましたので、後半はストレッチを中心に行いました。バギーに長く座っていると、どうしても猫背になり下を向いて肩をすくめる姿勢になりやすいです。その姿勢を長く続けていると、胸郭の動きが鈍くなり呼吸に少なからず影響が出る可能性があります。呼吸がしづらくなると、風邪などの体調を崩しやすくなります。しかし座ることはお子様の成長にとって欠かすことができません。その様な場合は、関節が硬くならないように動かすことが重要です。一人で動かすことができなければ、私たちの様な専門職が実施することが必要です。その様な目的もあって、毎回ストレッチを実施しています。
昼食後2時間ほど経過した後に、水分補給も兼ねて飲み込みの練習を行いました。とろみを付けた飲み物を口に含むと、「ゴックン」と飲み込む音が聞こえます。その時の口の様子を観察すると、一瞬ですが唇が閉じて歯の動き(もぐもぐ)が止まります。
今月の言語聴覚士の先生の見立てを聞いてみないと何とも言えませんが、私が見る限り口の状態が成長してきている様に感じます。
私たちは食べ物を飲み込むときに、口が閉じて歯の動きも止まり息も一瞬止まります。この動きが少しづつ出来つつある様に感じています。学校や自宅で経口摂取をしている中で、口の使い方が上手になってきていると考えられます。ウェルスマイルではどうしても摂食の回数が少ないので、学校やご家庭と情報共有をしながらウェルスマイルでは経過観察と評価・療育を行い、学校やご家庭で実施して頂くのが理想と考えます。これがまさに「連携」です。この様にお子様の成長をサポートするのには情報共有と連携が重要だと改めて感じました。
ウェルスマイルの療育は「事業所完結型」ではなく、「地域完結型」です。私たちは地域でお子様たちをサポートする「事業所」です。地域にはたくさんの資源があります。お子様に関わっている機関が情報共有と連携をとることが重要です。事業所で行っている良いことを事業所だけで終わらせるのではなく、関係部署に伝えることを実施していきたいです。