今日の様子(10/27)

施設ブログ

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の3職種を「リハビリテーション専門職」と呼んでいます。
2022年3月現在、全国の理学療法士の数は133,133名です。
その中で、肢体不自由児通所施設(放課後等デイサービス・児童発達支援事業所)に勤務している理学療法士は92名です。全体の約0.07%です。ちなみに病院勤務の理学療法士は74,059名で全体の55.6%です。(※日本理学療法士協会資料より引用)
重症心身障害児対象の放課後等デイサービスには機能訓練担当職員(リハビリテーション専門職または心理担当職員)の人員配置が必須です。
ウェルスマイルには3名の理学療法士が常勤で勤務しているのは大変珍しいですね。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

いつも行っている四つ這いの練習です。わざと段差をつける事で股関節と膝関節を曲げるようにセッティングしています。それと手のひらで体重を支える様に誘導しています。
写真でわかるように、少しの時間ですが股関節と膝関節を曲げて体重を支える事ができています。また、左手も同様に体重を支えています。今は少ししか出来ませんが、少しの積み重ねが大きな成果となるのが療育です。良い反応を積極的に引き出していきたいです。

それともう一つ、四つ這いの練習をしている時に体幹を曲げる動作が出てきました。今まで体幹を捻ったり曲げたりする動作はあまり見られませんでしたが、最近では特に四つ這いの練習で見られる様になりました。これが見られる様になった要因の一つとして、身体の中心の意識が出てきた事が挙げられます。いわゆる「身体の真ん中」を気づきはじめている事です。
時々写真で載せていますが、両手を合わせる動作や両手でおもちゃを使う動作、手で足を持つ動作などが見られる様になりました。身体の認識には非常に必要な事です。
動作の中でたくさん良い事が出てきています。ウェルスマイルでは遊びの中での良い反応を見逃さないように、多職種の目で観察して事業所内で情報共有をしています。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

続いての写真です。約1ヶ月前(9/13)のブログで姿勢が良くなったとお伝えしました。現在は良い姿勢が普通に取れる様になっています。さらに姿勢が良くなり座位の安定性が向上したので手がうまく動かせる様になりました。
猫背だと肩甲骨の動きが悪いので、肩全体を動かすのも範囲が狭くなります。背筋が伸びることで、肩甲骨が動きやすい環境になります。

ウェルスマイルではリハ専門職が複数名いるいる事を最大限に活かして、積極的な療育を提供しています。お子様の成長などで疑問な点がございましたらいつでもご相談ください。可能な限りお答えします。よろしくお願いします。

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