今日の様子(11/2)

施設ブログ

今日はいつもと比べてすごく暖かくて,半袖で過ごす事ができました。寒暖差が出てきています。風邪などをひきやすい気温差ですので特に注意したいと思います。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

まずは長下肢装具を着けて立位と歩行を行なっているお子様です。
学校でも立位訓練を行っているとの事で、ウェルスマイルでも積極的に立位と歩行訓練を実施しています。写真は立位の様子です。手の支えなしでも立位保持可能です。ただし、頭や手を動かすと容易にバランスを崩してしまうため、後ろですぐに支えられる様にしています。
手すりを持って立位を取りたいところですが、手すりを持つと「手すりを引く動作」が出現します。単なる立位保持が目的でしたら手すりを使うのも良いですが、杖歩行につなげるためには、手は「押す動作」の学習が必要となります。今後は腰の高さ程度の台に手を置いて立位をとる事を行っていく予定です。このように、次のステップを考えながらセッティングをしていく事が重要です。


個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

続いては理学療法士の介助で座位保持しているお子様です。うつ伏せを行った後に少し休憩をして座位をとりました。クッションチェアなどを使えば座位を取らせることも可能ですが、一度座らせてしまうと姿勢の微調整を取る事が困難です。単に座る事が目的ならクッションチェアで十分ですが、座位バランス・頸のコントロールなどを目的とした場合、写真のように理学療法士が背もたれとなり、お子様の反応を感じながら微調整を行うことが重要です。
目的と手段を明確にすることが療育にとって重要です。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

写真は首の反り返りで力が入ってしまうお子様です。写真の前にうつ伏せと背もたれなしの座位を行いました。今日は調子が良いのか長い時間うつ伏せと座位ができました。その勢いで側臥位(横向きで寝る)ことにチャレンジしました。
頸の反り返りのパターンとして右後方に反り返る事が多いので、右を下にした側臥位をとらせてみました。そしてなるべく接地面積を多くする様にたくさんのクッションを使ってセッティングしました。(敷布団の下にもクッションが入っています)
その結果私たちの狙い通りに緊張が落ちて、リラックスして姿勢をとる事が可能でした。緊張が入りやすいお子様の場合、どこがポイントとなっているかを見極めてリラックスできる姿勢を見つける事が重要です。これから続けていき、さらにリラックスできる良い姿勢を見つけていきたいです。

ウェルスマイルでは利用して頂いている時間全てが療育です。ただがむしゃらに療育のみ行っているのではなく、看護師が体調を管理しながらお子様のその日の体調に合わせて実施量を調節しています。
療育に関してご質問などございましたら、いつでもお声がけください。


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