放課後等デイサービスを深掘り

施設ブログ

今日もお子様達に季節を感じて頂きたいと思い、田ヶ池に河津桜を見に行ってきました。アイキャッチ画像はその時にちょうど発見したカエルです。春の訪れを感じました。

今日のブログは少し硬い話になります。よろしければお付き合いください。
「放課後等デイサービスガイドライン」というものがあります。これは放課後等デイサービスを運営する際に目安となるもので、厚生労働省が出しているものです。
全国には沢山の放課後等デイサービスがあり、それぞれ独自の特徴を持ったサービスを提供しています。その特徴は持ちつつ、放課後等デイサービスのサービスの基本となる「質」は保たれていなければなりません。ガイドラインはその「質」について示しています。具体的には「放課後等デイサービスはこんな活動をしてよ」という事が書いてあります。
ガイドラインの内容の「放課後等デイサービスで行われる基本的活動」について少し紹介したいと思います。

ガイドラインでは、放課後等デイサービスの基本的活動として以下の4点を示しています。
①自立支援と日常生活の充実のための活動
子供の発達に応じて必要となる日常生活動作や自立生活を支援するための活動を行うことで、子どもが通う学校で行われている教育活動を踏まえ、方針や役割分担を共有できる様に学校と連携を図りながら支援を行う。
②創作活動
表現できる喜びの体験。自然に触れる機会を設け、季節に興味を持ち豊かな感性を培う。
③地域交流の機会の提供
子供達の社会経験を広げることを目的に、多様な学習・体験・交流活動やボランティアの受け入れなどにより地域との交流を図る。
④余暇の提供
子どもが望む遊びやリラックスできるための多様なプログラムを用意して、ゆったりとした雰囲気の中で活動が行える様な工夫をする。

①に関しては、まさに「療育」です。お子様の日常生活動作で出来ることを増やすために、多職種が協働して療育を行うことです。しかも後半には学校と連携をとる事が重要と明記されています。これはまさに「保育所等訪問支援」です。
②は季節の行事や散歩などを行う事が求められています。お子様達に季節の変化を感じてもらうことが重要です。
③はお子様達が事業所の職員や学校の先生など「大人」と関わる以外に、多様な年齢のお子様と交流して地域との接点をもつという事です。
④は学校では出来ないようなプログラムを提供して、遊びやリラックスできる時間を作る事が重要という事です。

このように改めて挙げてみると、放課後等デイサービスの役割はお子様にとって重要である事がわかります。ウェルスマイルで、これら4点が出来ているかというとまだ不十分です。特に③の地域交流には手を付けていません。
しかし、ガイドラインは「質」を担保するための指南書です。すぐには難しいかもしれませんが、令和5年度は地域交流にチャレンジしてみたいと考えています。これを読んでいる皆様で何か良い方法があれば是非教えてください。よろしくお願いします。

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