今日の午前に事業所内で災害伝言ダイヤルの練習をしました。「171」に掛けて伝言を録音し、再び「171」に掛けて録音を聴くというものです。災害時には有効な手段です。ご家庭でも是非試してみてください。
装具をつけてうつ伏せをした後、少し休んでから座位をとりました。理学療法士が背もたれがわりになり体幹の角度を調節しながら約10分ほど行いました。座位を取ると突発的な刺激が入らない限り、頭を不随意的に動かすことが少なくなりました。一つひとつの姿勢が安定してきました。それと、yes/noの答えがわかる様になってきました。意思疎通が少しづつですが確立していた様に感じます。
次に専用のクッションでうつ伏せを行なっている様子です。毎回うつ伏せを行っています。写真では右手が見えていると思いますが、利用開始当初は緊張や突っ張りが強く右手が床につく事がありませんでした。しかし、毎回ストレッチを行うことで、肩の関節が柔らかくなり右手が床につく様になりました。療育は毎日続けることで確実に成果が出る事が実感できます。子供の成長は早いので、たくさん良い刺激を入れていきたいです。
うつ伏せを行っている時に肩甲骨の動きを良くする運動をおこなっています。重症心身障害児の場合、バギーに乗っているか仰向けで寝ている事が多いです。そうすると必然的に肩甲骨が床や背もたれに接している状態です。肩甲骨が接している状態が続くと動きが悪くなります。したがって、1日1回は肩甲骨を開放してあげる事が必要です。その意味で、積極的にうつ伏せや背もたれなしの座位などを行うことは大変意味があることです。
月曜日に引き続き、PCウォーカーで歩く練習と立つ練習をしました。
今日は歩行器を持ち上げる動作が目立ちました。前回には見られなかった動作です。手で歩行器を持つことが上手になった事も関係していると考えられます。
写真のお子様は外来リハを行っています。この事を外来リハの担当の方と情報を共有して、お子様にとって最善の療育を行っていきたいです。関係機関が同じ目標でお子様に関わることがお子様の成長にとってとても重要です。私たちの療育の情報を関係機関に伝えていきたいです。