昨日、静岡県高校サッカー大会新人戦の決勝戦が行われて、県立浜名高等学校が静岡学園に勝って優勝しました。総体は磐田東高校、選手権は浜松開誠館、新人戦は浜名高校と直近の3大大会は西部地区の高校が優勝しています。しかも、浜名高校は西部地区出身の選手しか在籍していないそうです。少しづつですが、勢力図が変わってきました。
装具で立つ練習をしている様子です。少し前方にわざとバランスを崩して立つ練習をしています。これには理由があります。
歩行は前方にバランスをわざと崩して、倒れそうになった時に足を前に出す動作が連続に起きて結果的に歩行になっているので、前方にバランスを崩す事が必要だからです。この感覚が経験されると足が前に出るのでその練習をしています。
単純な立つ練習だと歩行につながりづらいので、足を出すために必要な要素を考えながら療育を進めています。
今日は調子が良いらしく満面の笑みが見られました。Yogiboで座位を取りながら腕周りのストレッチを行っている写真です。左手に注目してください。この姿勢では仰向けで寝ているよりも肩周りや腕の緊張が落ちます。左肘が伸びています。
呼吸の状態もいつもよりゆっくりで深い呼吸になっていました。やはり、リラクゼーションをしながら療育を行うことは非常に重要です。またお子様の身体の特徴を把握し、リラックスできる姿勢を見つけて実行するのも理学療法士の得意な分野です。今後も継続して実施していきたいです。
保護者様より股関節の脱臼についてご相談がありました。詳しくは割愛しますが、重要なのは姿勢に気をつけることと、関係機関で情報を共有することです。具体的には写真のように座っている時にクッションを挟み股関節を外転位に保つことです。これはよく病院でアドバイスされることです。クッションを膝の間に挟むことを日常的にしている事が重要となってきます。ご自宅・学校・事業所で情報を共有して同じアプローチができる事が理想です。
放課後等デイサービスは療育機関です。学校やご自宅と情報を共有することが療育を成功させる鍵です。その初歩的な取り組みとして、少しの時間でも良いのでご家族に事業所の様子を見ていただく事が重要と考えています。
ウェルスマイルのご利用の保護者様に事業所にお迎えに来ていただいているのはその理由です。保護者様のご負担が大きいのは十分承知していますが、私たちが行なっている療育を少しでも効果的にしたいと思っています。ご理解とご協力の程よろしくお願いします。