今日の様子(12/7)

施設ブログ

サッカーW杯で日本代表が惜しくもベスト16で敗退してしまいました。PK負けという悔しい結果でした。私も高校1年の時の高校サッカー選手権予選でPK戦をしました。しかも1番手で蹴って外してしまった記憶がよみがえりました。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています

今日はベッド上での座位を集中的に行いました。足の装具(PAFO)を持参してくれたので、装具装着下で足の裏がつく環境で座位を行っている場面です。理学療法士が骨盤を固定している状態で、姿勢を良くするように促しています。背中の支えを最小限にして、お尻で体重を感じる様にしました。足の裏が着いている事とお尻に体重を感じる事の2つの感覚が同時に入ることで、脳の脳幹網様体という箇所が刺激され覚醒レベルが上がります。覚醒レベルが上がると感覚が入りやすくなります。
感覚が入りやすくなった状態で、保育士による読み聞かせを行いました。
普段臥位または車椅子座位が多いお子様に、背もたれ無しの座位を行うことは非常に有効です。しかも覚醒レベルを上げた状態で読み聞かせなどの視覚・聴覚への刺激を入れる事は、多職種協働の療育だからできる事です。
ウェルスマイルでは読み聞かせを行うのに、療育の意味を考えて効果を狙って実施しています。

個人が特定できない様に、画像を一部加工しています。

うつ伏せをとりタライで両手を洗っています。なぜこれを行っているかと言いますと、タンポを使って色塗りをした後です。タンポとは棒の先に絵の具をつけて叩くように色を付けていきます。
写真のお子様ですが大変上手にできました。うつ伏せで行う理由として自分が押した事(アクション)に対して、色がつく事が目で確認できる(リアクション)というメリットがあります。作品を作ることも大切ですが、作品作りを通してどんな効果を狙うかが重要です。アクション⇨リアクションの初期段階を狙ってみました。
その後、手に絵の具が付いてしまったのでタライで手を洗いました。その時の様子が上の写真です。
これを行っている最中にすごく良い笑顔と洗っている手を注視する様子が見られました。石鹸の感触やお湯の温かさなどが良い刺激になっていたと考えられます。しかも姿勢も崩れる事なく行えていました。
様々な刺激を入れる中で、お湯や石鹸などの感覚も有効なのがよくわかりました。これからも積極的に行っていきたいです。

ウェルスマイルでは常にお子様の成長のために何が必要かを考えながら療育を実施しています。これからも様々なことにチャレンジしていきたいと考えています。

今日はもう一つだけ書きたいと思います。
「現状維持は衰退」
筑波大学蹴球部でよく言われている言葉だそうです。常に高みを目指し、何事にもチャレンジする事が必要という事です。
今まで普通だったこと・常識だったことを続けることが本当に良い事なのか?長く続いている事は、良い事があるから継続しているのは良くわかります。しかし新しい風が吹いたり、周りが良い方向に変化していると、現状維持は相対的に衰退しているのと一緒です。
私の信念は「常に新しいことにチャレンジする」です。利用してくださるお子様のために何かできる事はないか、必要な事は何かを常に考えながらサービスを提供していきたいです。

タイトルとURLをコピーしました