療育について

施設ブログ

今日は11月11日でポッキーの日だそうです。ウェルスマイルでもお昼休憩でポッキーを食べました。11月11日は「1」がたくさんある事から、願いが叶う日でもあるそうです。ウェルスマイルをたくさんの方に利用して頂きたいとお願いしました。

今日は諸事情で写真がないので、いつもと違うことを書きたいと思います。

突然ですが、療育ってなんでしょうか?

このブログでは毎回「療育」についてお伝えしています。また、ウェルスマイルはリハビリテーション専門職が中心となって「個の成長」をサポートする療育を積極的に行っていると宣伝しています。
また法律的に放課後等デイサービスでは、放課後にお子様を時間まで預かるだけではなく、「療育」を行うことが必須とされています。

この答えは療育の語源をたどって行くと答えが見えてきます。

「療育」は昭和17年に整形外科医の高木憲次先生が提唱した言葉です。「治療」と「教育」のそれぞれ一文字づつ取って「療育」という言葉を作ったそうです。
高木先生は
「療育とは医療・訓練・教育・福祉などを総動員して障害を克服し、その児童が持つ発達能力をできるだけ有効に育て上げ、自立に向かって育成することである」
とまとめました。

治療と教育が融合したものが療育です。
ウェルスマイルに所属しているスタッフは、理学療法士・看護師・保育士・児童指導員です。理学療法士・看護師は医療スタッフ、保育士・児童指導員は教育スタッフで、ここで「療育」が成立します。
しかし、ウェルスマイルを単体で見た場合、医療スタッフが多く所属しているため「治療」の色が濃い療育を行っているといわざるを得ません。
そこにたくさんの教育の要素を入れることで、今よりも内容の濃い「療育」が実施できると考えています。

そこで必要となってくるのが、学校の先生との密なる連携です。

学校の自立活動は教育の視点に立って子供たちに関わっています。先生方がどの様な目標で子供たちと接しているか、どんな手段で実施しているかを私たちが理解して、それをウェルスマイルの療育に取り入れることが、より内容の濃い療育を実施できると考えます。

それが実現できるのが「保育所等訪問支援」です

保育所等訪問支援は、ウェルスマイルで行っている療育が学校生活で活かされる様にリハビリテーション専門職が保護者の要請で学校に赴き、子供たちや先生方に対して直接的・間接的支援を行うとされています。
私はそれだけでは不十分と考えています。先生方が行っている自立活動から教育的視点を学ぶ事が重要です。そうすることで、学校とウェルスマイルでお子様に対する共通認識が生まれ、お互いより質の高いサービスが提供できると考えます。

ウェルスマイルでは11月より保育所等訪問支援の事業をスタートしました。利用してくださっているお子様に今よりも良い療育を提供できるように、色々な手段を用いていきたいと考えています。
皆様よろしくお願いします。

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