今日は11月29日で「いい肉の日」だそうです。毎回夕食前にブログを書いていますが、今日は肉の気分です。私の「いい肉」は新鮮なホルモンです。
四つ這いの練習をしている場面です。毎回段差を付けて膝と手のひらで体重をかける環境を設定しています。四つ這いの姿勢をとるのに必要な要因として、股関節と膝関節を直角にして体重をかける事が必須です。この姿勢を保持する事が結構大変です。
関節を中間位置で止めて維持するという身体の使い方を学習しないと、四つ這いの下肢の形になりません。子供は遊びや移動動作の中で自然に身体の使い方を覚えていきます。それを効率よく学習するために写真の様な環境で四つ這いの練習をします。
理学療法士は動作の獲得を行うときに、その動作に必要な要素を考えてそれを引き出す工夫をしています。これが私たちの思考です。
私達が考えた環境でたくさん動作を行ってもらうためには、その動作を行う動機づけが必要です。
その動機を引き出すのが上手なのが保育士です。保育士は子供達のやる気を引き出すのが非常に上手です。療育は多職種の協働作業です。専門職がお互いに得意分野を出し、それが絡み合うことで良い結果が生まれます。たくさんの多職種が関わるほど良い療育が提供できると考えています。
皆様から「病院での外来リハビリとウェルスマイルの療育の違いって何ですか」と聞かれる事があります。その時には「ウェルスマイルの療育は多職種で行うのが特徴です。リハ専門職だけでは出来ない事を多職種がそれぞれの専門性を活かして療育を行います。」と答えています。
病院ではリハ専門職のみで行うので治療的要素が強いです。ウェルスマイルではリハ専門職による治療的要素に加えて、保育士による保育的要素、看護師による療養的要素をミックスして療育として提供しています。
ご家庭での生活、病院のリハビリ、放課後等デイサービスでの療育、学校での自立活動が同じ目標で実施されることで、お子様がすこやかに成長していくと考えています。お互いが目標を共有して、それぞれの強みを活かしながらお子様の成長をサポートしていければと考えています。