12月に入りました。今日は一段と寒く、自宅でこたつを出そうか検討するくらいです。
ウェルスマイルも4ヶ月目に突入しました。まだウェルスマイルは「リハビリしかやらないんでしょ」という声も聞かれますが、昨日もお伝えした様に「リハビリテーション専門職が中心となって療育をおこなっている」事が少しづつですが認知されてきた様に感じています。療育は非常に幅広くて、理学療法士が行うリハビリも療育ですし、保育士が行う読み聞かせも療育です。
目的を明確にして、多職種がそれぞれの専門性を発揮してお子様の成長のために関わる行為が「療育」です。その事業所にたくさん(多くの種類)の職種が関わるほど良い療育ができると考えます。
それぞれの専門職がバラバラの活動を行わない様にするのが「目標の明確化」です。
ウェルスマイルは7職種で療育を実施しています。関わっているすべてのお子様の成長のために、良質な療育を提供していきたいです。
四つ這いへの移行を目標に療育をおこなっています。膝で体重をかける事を学習する目的で、バランスボールを使って四つ這い位を取る練習をしている場面です。本来なら両手をつけたいところですが、膝に体重をかける事と背筋を伸ばすことの2つを行いたいのでこの様な環境設定にしました。
足側に理学療法士、頭側に保育士が居ます。保育士が「タッチ」を促して背筋を伸ばす様に誘導しながら、理学療法士が骨盤をコントロールしています。
これが多職種で関わる療育の一場面です。それぞれが得意分野を活かしてお子様に関わっています。
理学療法士として感じる事ですが、病院での外来リハビリや訪問リハビリは40分間という決められた時間があります。40分で全てを行うので忙しないです。しかし放課後等デイサービスでは2時間近い時間があります。お子様の体調や症状に合わせてゆっくり長く接する事ができるのは、理学療法士にとっては非常に良い環境です。
これからもお子様の成長のために良質な療育を提供していきたいです。