ウェルスマイルの職員の平均年齢は46歳です。他の放課後等デイサービスよりベテランが揃っています。支援が始まる前のさりげない日常会話は、昭和の話が出る事が多いです。私は個人的にはTBSの大映ドラマが好きでした。(分かる方がいらっしゃいましたら声をかけてください!)
今日は座る練習をしました。背もたれ無しで座り体幹の安定性を高める事もそうですが、もう一つの目的として「関節を中間位で保つ」ことを学習・経験する事があります。
私たちの動作のほとんどは関節が少し曲がった状態で行われています。関節が完全に伸びた状態になる事がほとんどありません。関節を任意の角度で曲げて関節を固定する事が動作を増やすポイントの一つです。
写真を見て頂くとわかりますが、ベットに座ると股関節・膝関節・足関節が直角になっています。この下肢の関節角度でうつ伏せになり手を伸ばすと、四つ這いの姿勢になります。したがって、写真の様な座位で座る練習は、四つ這いの姿勢をとることにも繋がります。
私たちの療育はすべて繋がりを持って行なっています。
今日も装具で立つ練習をしました。写真はぬいぐるみを持って立っている様子です。感覚の過敏があるお子様なので、無理のない範囲で色々な触覚刺激を入れながら動作の練習をしています。ぬいぐるみは比較的柔らかな触覚刺激です。色々な姿勢や活動の中でたくさんの感覚刺激を入れて行きたいです。
また、本日保護者様から自宅の様子・病院のリハビリ・日常生活についてお話を聞きました。私たち理学療法士はリハビリを提供することだけが仕事ではありません。お子様が日常生活の中で一つでもできることを増やしていく事が私たちの使命です。また保護者様の介護負担を軽減するために、福祉用具なども紹介できます。
今までこの地域はリハビリテーション専門職が身近な存在ではありませんでした。放課後等デイサービスや児童発達支援事業所に理学療法士がおらず、「病院でリハビリしてくれる先生」みたいな遠くて近寄りがたい存在だったと思います。そんな存在から脱却して、地域を良くしていきたい思いでウェルスマイルを立ち上げました。
ウェルスマイルをなんでも相談できる事業所として確立していきたいと考えています。どんな事でも良いので、皆様や地域の方のお役に立てればと考えています。