掛川特別支援学校に中高生をお迎えに行ったら、お天気雨が降っていました。「狐の嫁入り」ですね。
お迎えに来た保護者様に話を聞くと、ウェルスマイルや掛川特支周辺だけ雨が降っていた様です。東の空を見上げると虹が出ていました。
仲良しのお二人が利用してくれました。お互いに顔が見える様にしました。うつ伏せをしているお子様は昨日お出かけをして少しお疲れとの事で、本日は軽めのメニューを実施しました。最近ストレッチの効果で物を握る手が動かしやすくなってきました。継続して行いたいです。
写真は椅子に座りながら足の曲げ伸ばしを行なっている様子です。今日は比較的痛みが少なかったので、限られた時間でたくさん行いました。
どんな姿勢でも足の曲げ伸ばしが自分でできる事が目標です。それと前屈みになりやすいので、背中をつけて座る様に心がけています。ご本人自ら出来る動作をセラピストと一緒に行っていく事も療育の一つです。そこからセラピストがいなくても出来る様に支援していきたいです。
続いての写真です。写真のお子様は円背(猫背)で肩甲骨の動きが少し悪い姿勢をとっている事が多いです。そのため、浅くて早い呼吸をしているのが問題点です。
改善のポイントとして、リラックスできる姿勢をとった後に呼吸に合わせて胸郭を開くストレッチを行いました。その結果、ストレッチの直後は少しの間ですが深い呼吸ができる様になりました。継続して行うことで胸郭の動きが良くなり、呼吸も安定してくると考えています。リハ専門職が継続的に関わる事で呼吸が安定します。深い呼吸が可能となると、エネルギー効率も良くなることや嚥下状態も改善する事が期待できます。
呼吸が楽になったところで、うつ伏せにチャレンジしました。写真のお子様は胃ろうが造設されているため、胃ろう部を圧迫しない様にタオルでセッティングして行いました。
本日は約5分でしたがうつ伏せができました。
重症心身障害のお子様は背中が接している姿勢をとる事が多いです。1日1回でも背中を開放することが必要です。そしていろいろな姿勢をとり、姿勢にバリエーションを増やすことが療育の目標となります。仰向けと車椅子座位だけではなく、様々な姿勢をとる様に支援していきたいです。
ウェルスマイルではリハ専門職が常駐している特徴を最大限活かした支援をしています。
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