ここ数日寒さが続いたと思ったら、今日は日差しも出て暖かかったですね。長期予報によると、今年の冬は平年より寒くなるみたいです。
学校で装具を使って立つ練習をしているとの事でしたので、本日は装具を持参してもらいました。
早速装着して立ったところ、非常にバランス良く立てました。腰を軽く支えるだけで立つ事ができたので歩行に挑戦しました。足の振り出しの介助だけで約5m介助で歩く事ができました。
写真のお子様は、ズリ這いで移動する時に足が交互に動かす事が難しいです。したがって足を交互に動かすという動作の学習が不足している様子です。歩行を通して足を交互に動かす事を繰り返し行い、どの様に成長するか経過を追っていきたいです。病院で行っているリハビリを放課後デイでも実施できることが、リハ専門職が常駐している強みです。
歩行訓練が終わった後、同級生がうつ伏せをしている所に来て背中をさすってくれました。
うつ伏せをしているお子様は、写真では見にくいですが、膝と股関節を曲げて膝で体重を支える様な姿勢を取っています。股関節は体重をかける事で骨が成長する過程で脱臼しにくい形となっていきます。一番良いのは立つ事ですが、立つのが難しい場合は膝立ちやうつ伏せで膝を曲げるなど、なるべく股関節に体重が掛かる様な姿勢をとる事が重要です。無理のない様に少しづつ時間を伸ばしていきたいです。
次の写真です。前回の利用時の時にうつ伏せを行ったところ、非常に良い笑顔が見られたので、今日もうつ伏せを30分程度行いました。ただうつ伏せをするのでは勿体無いので、ご本人に手で触っているものや両手を合わせている様子を自分の目で確かめる事を行いました。
これがいわゆる「目と手の協調」「手と手の協調」です。
仰向けだと緊張が強くなってしまい、顔の前で両手を合わせる事ができません。姿勢を変えることで手を見やすい環境を作る事が可能です。この様なことが出来るのも療育の醍醐味です。
続いての写真は仰向けで手のストレッチを行っている様子です。
ストレッチを行いながら、棒のついたおもちゃを持って、顔の付近までおもちゃを持っていく事をしています。最近はこのストレッチを続けて行っていますが、以前と比べて幾つか変化してきた事があります。
まずはおもちゃを持っている手です。以前は筒状に握る事が難しかったですが、現在は5本の指で握る事ができる様になりました。もう一つは、体調にもよりますが、顔の近くまでオモチャが近づくと目で見る様になり、さらに少しですが目で追う様になりました。
写真のお子様はリラックスしていると感覚が入りやすくなりますが、ウェルスマイルを利用する様になって少しづつリラックスする事ができる様になったと思います。その結果、感覚が入りやすくなり運動につながってきたと考えます。
ウェルスマイルではリハビリテーション専門職が常駐しています。病院ほど設備は整っていませんが、お子様が通院している病院のリハ職と連携をとって療育を行う事が可能です。
また私達のノウハウを学校の自立活動に活かしていただきたいと考えています。よろしくお願いします。
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