昨日の皆既月食はご覧になりましたか?本日のアイキャッチは職員が写真に収めてくれたものです。私も一眼レフで撮影を試みましたが、うまく撮影することが出来ず、イクラみたいに小さい赤い点の写真になってしまいました。写真撮影は奥が深いですね。
うつ伏せを行った直後の写真です。写真では分かりづらいですが、今日は両上肢の緊張が低くストレッチがしやすかったです。ここ数日非常にリラックスできています。姿勢の変化にも柔軟に対応できているので、次回あたりから新しい姿勢にチャレンジしようと考えています。姿勢のバリエーションを増やしていくことも療育です。
先ほど姿勢のバリエーションを増やしていく事も療育に必要と書きましたが、それにプラスしてリラックスできる姿勢を見つける事も療育の一環です。写真のお子様は頭の角度で全身の筋緊張が変わってしまいます。特に頭が右後ろに伸展すると、全身が突っ張った緊張になってしまいます。
前回に引き続き右を下にして横向きで寝てみました。特に気をつけたのは肩甲骨の位置です。肩甲骨を前に出す様にして寝ました。
前回同様、四肢の緊張がスッと落ちました。30分程度行った後にうつ伏せと座位訓練を行いました。
続いてはU字クッションでうつ伏せを行っている写真です。股関節脱臼防止の装具を装着しています。足が内側(ハサミ足)に入らないように注意しながら、少しづつ膝で体重を支えるようにセッティングしています。
写真では分かりづらいですが、今日はもう少し足に体重を乗せたかったので、U字クッションの前側を上げて上体を起こすようなうつ伏せにしました。
股関節の成長は体重をかけることが一番です。股関節の脱臼肢位に注意しながら、無理のない範囲で体重をかけていきたいです。このように体の成長に合わせて姿勢調整をしていくことも療育の一環です。
写真は長下肢装具を装着して立位と歩行訓練を行っているお子様です。
今日は単純な立位だけでなく、上肢を動かして自らバランスを崩しても立っていられる様な練習をしました。風船を投げる動作をしましたが、体幹が崩れることなく保つことが可能でした。
この後、体重を片足に乗せるように誘導して片足立ちと歩行訓練を行いました。歩行訓練は足の振り出しの介助を行えば歩くことが可能です。積極的に立位・歩行訓練を行い、それが生活動作へとつながる様に療育を実施していきたいです。理学療法士が常駐している事業所だからできる療育です。
ウェルスマイルには3名の理学療法士が在籍しています。全員が理学療法士20年以上の経験があります。そして、県内の医療機関に所属している理学療法士と関係性を持っています。当事業所を利用しているお子様は医療機関で外来リハビリを行っている事も多いです。
ウェルスマイルでは保護者様の了解を得て、病院のリハビリテーション専門職と連携を図りながら療育を進めていくことが可能です。これが出来ることが他の放課後等デイサービスとの最大の違いです。保護者様と話をしながら進めていきたいと考えています。よろしくお願いします。