新型コロナ感染症も少しづつ落ち着いてきましたが、インフルエンザが流行の兆しだそうです。私の周りではインフルエンザに罹患した方はいませんが、ウェルスマイルを利用してくださっているお子様方に健康な状態でご利用頂きたいので、スタッフも日頃から感染予防に努めています。
来所してから直ぐは少し眠そうでしたが、後半は覚醒して立つ練習も積極的にできました。いつも通り装具をつけて立ちました。足腰も以前に比べてしっかりしてきて、骨盤の介助で立位を保持できる様になってきました。この姿勢が取れる様になってきたら次は左右の足に体重を乗せていく練習です。今までは左右均等に体重を乗せる様に誘導しましたが、片足の比重を多くして体重が乗っていない足を動かせる様に介助して行きます。これが歩行練習の第一歩となります。
歩行器・杖いづれを使うにしても、足を前に出す行為は必要です。そのベースを作る事を少しづつ実施して行きたいです。
以前は足の裏を触られたり床に接触するのを嫌がる傾向がありましたが、最近は足の裏で「スリスリ」してくる事が多くなってきました。以前と違って足の裏での感触を楽しんでいる様子が多く見られています。これは立位や歩行にとってプラスな事です。
正常発達において、立位獲得前の時期に仰向けで自分の足を触ったり舐めたりする場面を見る事があります。これは足を認識することと、ボディイメージを作っている作業です。少しやり方は違いますが、足を「スリスリ」することで感覚を楽しみながら自分のイメージを作っている作業をしていると考えられます。この時期にさらに足に体重をかける刺激を入れると良い経験が積めます。写真のように介助でも良いので立つ練習を行うことが成長のために良いと考えます。
ご利用くださるお子様たちと接していると、少しづつですが良い変化が見られます。その変化を見逃さず成長に即した療育を実施していくことが重要と考えています。
運動と感覚、発達と成長を考えながら療育を実施して行きます。よろしくお願いします。