先週末の広告にクリスマスケーキの予約案内が入っていました。数えてみたら、もうクリスマスまで1ヶ月を切っています。先日我が子が「クリスマスプレゼントは○○が良い」と言ってきました。「サンタさんに頼んだら?」と言ったところ、「そういうのは要らないから!プレゼントよろしく。」と返されました。サンタを信じているのは何歳まででしょうか?
本日小学生は13:30下校でしたので、余裕を持ってゆっくりと療育ができました。写真のお子様に関しては、色々な姿勢での座位を行いました。その中の端座位の場面です。足裏を付けて座るのが基本です。頚のコントロールが良好になってきたので、上肢を動かすことにチャレンジしています。物を持って随意的に動かすことは難しいですが、物を持った手を注視する様子が少しずつ見られてきました。
手に物を持っているのは手に感覚刺激が入っている事です。それを注視しているという事は、自分の手を認識して手に刺激が入っている物は何か、視覚で確認している事です。これが「目と手の協調性」の場面です。
単純に物を持たせるのではなく、持たせた時にどの様な反応があるかを観察する事が重要です。
中学生は15:30下校でしたので、課題に絞って集中的に療育を行いました。
写真のお子様は、下肢のストレッチを行った後両足をつけて椅子に長く座る事を今日の課題としました。普段よりも長めに足をつけて座っていました。写真にはありませんが、両手作業も同時に行いました。作業に集中することで下肢の緊張がどの様に変化するかが観察ポイントです。
手作業を頑張りすぎると下肢の緊張が上がってきてしまいます。下肢の緊張が高くなると姿勢の乱れにも繋がってきます。
緊張を落とすのにストレッチも重要ですが、自分で出来るリラックス方法を開発することも今後の課題です。私達が関わらなくてもある程度できる様に誘導するのも療育です。
いつもうつ伏せから行うお子様です。今日は仲良しのお友達と一緒でしたのでリラックスできていました。しかも、全身の緊張がいつもより落ちていて、ストレッチが行いやすかったのと、自ら身体を動かす事を行なっていました。さらにお友達がオーガンジーを振って見せると、それに応える様にニコニコ笑っていました。視覚や聴覚の感覚が入っているのが分かります。最近はこちらのアクションに対して100%ではありませんがリアクションが返ってくる様になってきました。そのリアクションも反応が良くなり分かりやすくなってきました。
関節の動きが良くなってきたので、随意的に身体を動かす事ができる様になってきました。利用されてから3ヶ月ほど経過して、少しづつ目に見える変化が出てきたのは私達にとって非常に嬉しいです。
先日も触れましたが、ウェルスマイルが開所して3ヶ月になろうとしています。まだまだ課題は山積していますが、利用してくださる子供達のために職員一同研鑽して行きたいです。
私達ウェルスマイルは、療育を通して子供達の「個の成長」を全力でサポートします!