「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」
有名な平家物語の「祇園精舎」です。私の好きな一節です。勢い盛んなものも長く続かないと言う意味ですが、裏を返せば「現状維持は衰退である」常に新しいことにチャレンジしましょうと言う意味だと捉えています。
難しいことを書いてしまいましたが、今日の様子をお伝えします。
ズリ這いから四つ這いへの移行を目標にしているお子様です。
写真では分かりづらいですが、脊柱(背骨)が伸びる様になってきました。体幹が伸びてくると、座位の姿勢も良くなってきます。骨盤が安定してきた証拠です。
上の写真は立位の練習をした時のものです。以前に比べて足の裏がつく様になってきました。これは、座位の時には必ず足の裏をつく様にしてきた成果が少しづつ出来ている証拠です。
初めて行った頃は足の裏への刺激に対して嫌がる事が多かったですが、最近は抵抗を示すことも無くなりました。本来足の裏は荷重を感じ取る場所です。立位の確立に向けて少しづつ感覚刺激を入れています。
次の写真ですが、バチを持っている手に注目です。バチが横を向いた持ち方をしています。今は「眼と手の協調」を目標に行なっている療育ですが、少しづつ眼で手を追える様になってきましたので、次のステップとしてバチを縦に持てる様に誘導したいと考えています。少し早いかもしれませんが、新しいことにチャレンジして行く事が大切です。少し難易度の高い課題をチャレンジする事も療育として必要です。スパルタにならないように注意しながら、新しいことに積極的にチャレンジしていきます。
昨日もお知らせしましたが、ウェルスマイルでは11月から新しい事業を展開します。県からの許可が降り次第皆さにご報告させていただきます。