本日は掛川特別支援学校の中高等部の皆様は、土曜日がふれあいフェスタだったので代休でした。ウェルスマイルとしては初めて学校休業日のご利用がありました。昼食をはさんだ利用でゆっくりと療育を行う事ができました。12月の冬休みも学校休業日があります。お子様方とゆっくり関わる事ができるのでとても楽しみです。
本日ご利用頂いた中学生です。経管栄養を行っている場面です。本日初めてでしたので、保護者様に普段の様子を聞きながら実施しました。実施している最中はリラックスできており、途中でウトウトしている場面も見られました。当事業所では2名の看護師が常勤(正社員)で勤務しています。午前から受け入れる体制が整っています。
医療的ケアの必要なお子様を積極的に受け入れる体制が整っているのも事業所の特徴です。
学校へのお迎えも看護師が帯同しています。学校から事業所までは片道3分ですが、安全を最優先に考えています。
続いての写真はベッドに座る練習をしている場面です。円背姿勢(猫背)になっている事が多いので、まずは仰向けで肩周囲と体幹のストレッチを行い、その後座位をとりました。今日は骨盤を操作して自力で姿勢を良くすること、頭を持ち上げることを目的に行いました。骨盤を操作しやすいように太ももの下にタオルを入れて足が少し持ち上がる様に設定しました。その結果、少しですが円背姿勢から自分で姿勢を良くする事ができました。
頭は時々前に垂れてしまう事がありますが、自分で持ち上げてくる事が可能です。
円背姿勢は浅い呼吸になりやすいです。浅い呼吸は横隔膜をうまく使う事ができないため、余計な体力を使います。常に苦しい呼吸をしているとリラックスもできません。その様な状態で活動しても良い効果を得ることはできません。
まずは日常生活でも胸を張って座れるようにしていきたいです。
同級生がお互い向き合っています。向かって左側のお子様は、うつ伏せで両足と両手に体重をかける練習をしています。右側のお子様は胡座で座る練習をしています。
顔をお見せする事ができなくて残念ですが、お互い目線も合っています。
感覚刺激を含めた刺激をたくさん入れるには、姿勢が非常に重要です。刺激の感受性を高めるポイントは、重力を感じる姿勢をとる事です。具体的には頭頂から重力を感じる姿勢です。そうすることで脳の覚醒レベルが上がります。
支援利用計画の中に「友達との関わりを持つ・刺激を感じる」という文言が見られます。とても重要な事ですが、その目標を達成するためには、先ほどから述べているように姿勢を意識する事が重要です。
ウェルスマイルでは、支援目標に対して最大の効果が出るように工夫しながら日々の療育を行なっています。
皆様のたくさんのご利用をお待ちしています。